予防接種(任意接種)
自費での接種になります。
ワクチンは義務ではありません。子どもを病気から守る手段です。その意味ではワクチンは全て任意接種です。
太田市内の児童は市が入っている保険で補償されます。
おたふくかぜ
1歳を過ぎたら接種可能です。MRワクチンと同時接種か1ヶ月空けて出来るだけ早期に接種して下さい。3~4年後に2回目の接種がお勧めです。遅くとも小学校入学前には接種して下さい。無菌性髄膜炎や片側の難聴(ほぼ不治)の危険があり是非接種して下さい。わざと罹患して免疫をつけようとの考えは危険です。
https://www.know-vpd.jp/vpdlist/otafuku.htm
定期接種ワクチンとの同時接種がお勧めです。
平成30年4月から太田市では5歳未満児は3,000円の補助が開始になりました。
当院では1回6,000円の自費接種ですので、5歳未満は3,000円の自己負担です。
H30.4.25更新
ロタウイルスワクチン
平成23年11月21日から接種可能になりました。冬に流行する白色便を伴うロタウイルスによる嘔吐下痢症の予防をします。
令和2年4月より太田市は補助を開始しました。
接種当日に太田市に住民登録があり、次のいずれかに該当する乳児
(1)ロタリックス(2回接種ワクチン):生後6週から24週
(2)ロタテック(3回接種ワクチン):生後6週から32週
※いずれのワクチンも1回目(初回)の助成は生後14週6日までとします。
※ワクチンは2種類あり、どちらのワクチンも効果・安全性に違いはありませんが、対象者、接種回数等が異なりますので必ず同じ種類のワクチンを接種してください。
令和2年10月1日から定期接種になり無料になります。
生後2ヶ月~生後14週6日まで
内服時に吐き出した場合、再投与は行わない
接種間隔の縛りなし。翌日から他のワクチン接種可能2回接種(ロタリックス)と3回接種(ロタテック)の2種類があります。
現在当院では2回接種のロタリックスを主に使用しています。
WHOでは生後15週までに初回接種するように勧告しています。以前開発されたロタシ-ルドでは初回の開始が遅れたためか腸重積が増加してワクチン接種は中止になりました。日本人は腸重積の頻度が米国より高いので因果関係を疑われないように接種開始をできるだけ早期に接種をお勧めします。
治験段階は初回接種は12週までで行っており、当院では生後3ヶ月未満の児に初回接種を推薦します。
生ワクチンのため接種後27日間は他のワクチンは接種できません。
6ヶ月までに接種するBCGも生ワクチンのため本ワクチンを接種するためには同時接種がどうしても必要です。
2ヶ月で本ワクチンとヒブ、肺炎球菌、B型肝炎ワクチン。3ヶ月で4種混合ワクチンを加えて3~5本の同時接種となります。
3回接種のロタテックも希望があれば接種します。2~3日前に希望を伝えて予約して下さい。
R2.4.3更新
インフルエンザワクチン
接種量が変更になりました。6ヶ月以上3歳未満の児に0.25mlを1~2回接種
3歳以上は1回0.5mlを1~2回接種
13歳以上は0.5mlを1回接種
当院では0歳児に有効であった報告がなかったため1歳以後に接種していました。海外のワクチンのように全粒子ワクチンではなく、スプリットワクチンで、抗体を効率よく産生させるアジュバントも入っていません。現在の有効率もはっきりしません。当院では前年に罹患した児は1回接種としています。平成25年から個人輸入の注射ではなく、鼻腔に噴霧するフルミスト接種を開始しました(前理事長室から参照)。家族みんなが罹患しても接種した本人はほとんど発症しませんでした。ワクチンの会社が日本での認可申請を行いました。令和1年は生産量が足りず輸入されませんでした。
国産の有効なインフルエンザワクチンの開発が待たれます。
R2.4.6更新
A型肝炎ワクチン
認可された国産ワクチンです。1歳以上での接種をWHOは勧めています。2週から4週後に筋注します(2回)。1回目から24週で追加接種をします(計3回)。海外長期滞在者には必要です。特に東南アジア方面に里帰りする母に伴う児には必要です。平成28年度当院でも里帰り後のA型肝炎を経験しました。当院では化血研のエームゲンを筋注します。
海外渡航用にはA型B型肝炎ワクチンであるTwinrixがB型肝炎抗原量が多く、成人でも抗体が出来やすくお勧めです。
R2.4.6更新
破傷風
全年齢で危険がある者
H28.3.25更新
髄膜炎菌ワクチン
侵襲性髄膜炎菌感染症を予防するワクチンです。乳幼児と10代後半が好発年齢です。風邪のような症状で発症し急速に悪化します。発症後24時間以内に死亡する例があります。日本人の健康保菌者率は0.4%との報告があります。米国では80%近い接種率です。米国の学校に留学し入寮するときには必要となります。2015年7月の山口県で開かれた第23回世界スカウトジャンボリーに参加したスコットランド人とスエーデン人の少年が集団感染しました。寮のような狭い空間で感染したようです。
接種時期は11歳か12歳で2種混合の時が勧められています。
1回25,000円です。米国留学時に要求されるワクチンです。
R2.4.6更新