予防接種

平成25年4月からヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、子宮頸がんワクチンは定期接種となりました。
平成26年10月から水痘ワクチンは定期接種になりました。
令和2年10月1日からロタウイルスワクチンも定期接種になりました。
ロタリックス(2回)とロタテック(3回)はどちらか一つを選択します。
子宮頸がんワクチンとA型肝炎ワクチン以外は注射は皮下注です。
大腿外側も接種部位として認められています。
同時接種が出来ます。
定期接種と任意接種を同時接種すると健康被害が起きたときに定期接種のより手厚い補償が受けられます。

R2.10.5更新

定期接種 任意接種 同時接種 不活化ポリオワクチン

定期接種

当院で接種できるワクチンは下記の通りです。定期接種は期間内であれば無料です。予約制ですので電話か来院時に予約して下さい。

ワクチンの接種間隔の規定変更

厚労省は令和2 年10 月1 日からワクチンの接種間隔の決まりを変更しました。
異なるワクチンの接種間隔について、注射生ワクチンどうしを接種する場合は27 日以上あける。その他のワクチンの組み合わせについては、一律の日数制限は設けないことになりました。
「注射生ワクチン」の接種後27日以上の間隔をおかなければ、「注射生ワクチン」の接種を受けることはできません(変更なし)。

※ワクチンの種類について
注射生ワクチン:
麻しん風しん混合ワクチン・水痘ワクチン・BCGワクチン・おたふくかぜワクチンなど
経口生ワクチン:
ロタウイルスワクチンなど
不活化ワクチン:
ヒブワクチン・小児用肺炎球菌ワクチン・B型肝炎ワクチン・4種混合ワクチン・子宮頸がんワクチン・日本脳炎ワクチン・季節性インフルエンザワクチンなど

R2.10.5更新

ロタウイルスワクチン

ロタウイルスワクチンは令和2年10月から定期接種になりました。冬に流行する白色便を伴うロタウイルスによる嘔吐下痢症の予防をします。

(1)ロタリックス(2回接種ワクチン):
4週間隔で2回接種します。生後14週6日までに1 回目を受け、生後24週(168日)までに接種を完了します。
(2)ロタテック(3回接種ワクチン):
4週間隔で3回接種します。生後14週6日までに1回目を受け、生後32週(224日)までに接種を完了します。

※いずれのワクチンも1回目(初回)の接種は生後14週6日までとします。
※ワクチンは2種類あり、どちらのワクチンも効果・安全性に違いはありませんが、対象者、接種回数等が異なりますので必ず同じ種類のワクチンを接種します。

内服時に吐き出した場合、再投与は行いません。
接種間隔の縛りはありません。次回は同じワクチンを27日空けて接種できます。
現在当院では2回接種のロタリックスを主に使用しています。

WHOでは生後15週までに初回接種するように勧告しています。以前開発されたロタシ-ルドでは初回の開始が遅れたためか腸重積が増加してワクチン接種は中止になりました。日本人は腸重積の頻度が米国より高いので因果関係を疑われないように接種開始をできるだけ早期に接種をお勧めします。
治験段階は初回接種は12週までで行っており、当院では生後3ヶ月未満の児に初回接種を推薦します。
令和2年10月からは翌日でも他のワクチンを接種することが可能になりました。
2ヶ月で本ワクチンとヒブ、肺炎球菌、B型肝炎ワクチン。3ヶ月で4種混合ワクチンを加えて3 ~5本の同時接種を当院ではお勧めしております。

3回接種のロタテックも希望があれば接種します。2~ 3日前に予約するときに希望を伝えて下さい。

R2.10.5更新

B型肝炎

平成28年4月生まれの方は10月から定期接種になりました。

生後2ヶ月から開始して4週間隔で2回。初回から20週から24週後に3回目。計3回です。2回目が予定通りにできなかった方は2回目と3回目の間隔が7日あれば定期接種として扱われます。お誕生日前に3回接種を完了しないと残りの回数は自費になります。

生後2ヶ月のヒブ、肺炎球菌、ロタワクチンとの同時接種での開始がお勧めです。B型肝炎ワクチンは母子の血液を介した垂直感染予防が対象でした。しかし、途中で中止してしまう方なども多く、成果が不十分であることが明らかになりました。一方、早期接種が遅れると、保菌者である祖母や祖父などから口移しなどで感染して劇症肝炎を発症した報告もあります。保育園などでの涙や咬んだり咬まれたりでの唾液を介した感染の存在が最近注目されてきました。実際保育園での集団感染も報告されています。1歳未満で感染すると高率に一生ウイルスが体内に留まります。保菌状態が長く続くと肝硬変から肝がんに進行してしまいます。これはがん予防ワクチンでもあります。このため感染する前の早期接種が重要です。乳児期の早期接種が抗体の獲得には有効です。年齢が高くなるとワクチンに反応しない人が(抗体を作らない)人の割合が増加します。また、成人では性感染症としての側面が注目されています。この面でもリスクの前の予防が大切です。

最近、欧米型で長く体内に留まり、肝硬変から肝癌に移行しやすいタイプが国内で増加しています。その為全員に接種することが勧められていました(universal vaccination)。

ワクチンには2種類あり、互換性が認可されています。そのうち現在ヘプタバックスは供給停止中です。当院ではビームゲンを接種しています。

又、海外出張する年長家族には自費ですが特に必要です。当院ではB型抗原量が多く、抗体産生が良好なTwinrixを勧めています。何回接種しても抗体が出来ないノンレスポンダーにはこの他に皮内接種も行うことがあります。

R2.4.6更新

不活化ポリオワクチン

生後3ヶ月から接種開始です。
1期は20日から50日の間隔を開けて3回接種します。
2期は標準的には3回目の接種から1年から1年半後に接種します(6か月後から定期と認められます)。
米国では4歳までに4回接種を終了した時はそれ以後にもう1回接種するように勧められています。日本でもIPV接種した児のポリオ抗体が低下する年齢を迎えた頃には厚労省が対策を示すと思われます。

現在の成人のポリオ抗体価は3型では70%ほどしか抗体を持っていません。海外への長期出張には1回の追加接種(任意接種=自費)が勧められます。

当院で自費の不活化ポリオを接種された方は不活化ポリオへの対応の欄を参照して下さい。

通常の4種混合が2歳までに終了しますが、Sanofi Pasteur社の調査では4歳では抗体が低下傾向のあることが報告されています。5回目のポリオ接種必要性が報告されています。

H28.3.25更新

BCG

乳幼児の重症結核の予防を目的にしています。
接種時期は早期接種によるBCG骨炎の発生があり、以前よりは遅く接種が推薦され、生後3ヶ月から6ヶ月までから変更されて、3ヶ月から12ヶ月が定期接種です。標準的には生後5ヶ月から8ヶ月までの接種となりました。
生後2ヶ月からヒブや肺炎球菌を接種し、3ヶ月から4混を開始し、4混の3回目と同時かその7日後を目途に接種します。集団接種では4混後7日以後でしたが、個別接種では同時接種がおすすめです。
通常は左上腕に接種します。湿疹などの皮膚の異常があれば治療が必要です。事前に受診して下さい。
1才を過ぎると効果が薄くなるので、定期接種ではなくなり自費になります。0才の間に接種して下さい。

R2.4.2更新

4種混合ワクチン(DPT+ポリオ)

生後3ヶ月~90ヶ月に4回接種します。1期は3ヶ月から接種可能です(20日から50日の間隔)。通常4週間隔です。追加1回(3回目から1年~1年6ヶ月後)。急ぐ場合、6ヶ月空ければ定期接種です。出来るだけ生後3ヶ月に入ったらヒブ、肺炎球菌などと早期に同時接種して下さい。
平成24年11月から導入されたワクチンです。三種混合ワクチンにSabin株(弱毒生ワクチン=経口ポリオワクチン)を元に作った世界で最初のポリオワクチンの組み合わせです。ポリオワクチンの抗体価がいつまで続くかについては数年後には調査が必要です。アメリカのCDCは強毒のSalk株(強毒株=日本ではイモバックスポリオ)でも4歳未満で4回接種を終了した児童はもう1回追加が必要としています。

平成27年12月にIMOVAXPOLIOと日本の3種混合の4混が発売になりました。世界的に認められて、実績のあるIMOVAXPOLIOを用いるものです。当院ではこちらのワクチンを主に接種しております。

百日咳の新しい診断法としてLAMP法が認可されました。R1年に当院だけで40人近くの百日咳が診断されました。4回接種した児でも3歳から罹患してしまいます。家族内感染では生後2ケ月や4ケ月の早期でも罹患しています。最近の報告では5歳で百日咳の抗体は低下してしまう児が多く、小学校入学前にもう一度3種混合ワクチンTRIBIKを接種することが検討されています。この場合は4混ではなくポリオと別に接種します。

R2.4.6更新

麻しん風しん混合ワクチン(MR)

1期:生後12ヶ月から生後24ヶ月に至るまでの間に接種します。

2期:小学校入学前の1年間。3月31日まで。

タマゴアレルギーがあってもショックを起こすほどでなければ接種可能です。1期では接種7日後くらいに発熱が10%程度見られます。肺炎球菌やヒブワクチンと同時接種できます。水痘やおたふくかぜも一緒に同時接種可能です。1期と2期の期間を外れると有料です。期間内に接種しましょう。

R2.4.3更新

ヒブ(Hib)ワクチン

生後2ヶ月から開始します。21日から56日間隔で3回接種します。
3回目から7ヶ月以後に13ヶ月後までに追加接種(4回目)します)。
3回目から1年後だと2割の児で抗体価か感染防御レベル以下に低下するので1年待たずに7ヶ月以上空けて早期に接種がおすすめです。

初回が7ヶ月以後に場合:21日から56日間隔で2回接種し、その7ヶ月後から13ヶ月後に3回目を追加接種します。

生後1歳以後開始:1回のみ接種(5歳未満は全額公費負担)

早期からの同時接種がおすすめです。

ほとんどの県で生後早期の髄膜炎がなくなりました。摂取率を維持していくことが重要です。


R2.4.21更新

小児用肺炎球菌(プレベナー)ワクチン

生後2ヶ月から開始:27日以上の間隔で3回初回免疫として接種します。2ヶ月以上空けて1歳になったら追加接種1回です。(計4回)。

生後7ヶ月から開始:27日以上の間隔で2回初回免疫として接種します。2ヶ月以上空けて1歳になったら追加接種1回です。(計3回)。

生後1歳以後開始は2ヶ月間隔で2回接種

生後2歳以後開始は1回接種(5歳未満は全額公費負担)

接種翌日までに10%程度の人が発熱しますがほとんどは1日で解熱します。

同時接種がおすすめです。

R2.4.21更新

日本脳炎

6ヶ月から90ヶ月まで(3歳以上が基本) 1期2回・1期追加(1年後)1回
2期:9歳~13歳の誕生日前日まで。

平成23年5月30日からは生後90ヶ月を過ぎても、平成4年4月2日から平成19年4月1日まで生まれの人で上記の接種が済んでいない方は20歳までは接種できます。母子手帳と接種者コードをお持ち下さい。お持ちの方は予診表をお持ち下さい。太田市在住の方の予診表は医院にもあります。

平成27年9月には千葉県で0歳児が日本脳炎に罹患し、後遺症を残しました。
小児科学会も早期の接種を勧め始めました。

https://www.jpeds.or.jp/modules/news/index.php?content_id=197

平成26年9月では千葉県の日本脳炎の抗体を有する豚は0%でしたが、平成27年には90%に急に増加しています。現在、群馬県の豚の抗体保有率は低くても安心はできません。
早期に接種を開始する必要があります。

なぜ3歳から接種開始なのかの根拠は前記の小児科学会の提言でもはっきりしません。
同時に早期に0.25mlで接種開始しても定期接種であり、無料です。2期まで抗体は持続すると記載されています。

無菌性髄膜炎と診断された人の髄液から日本脳炎ウイルスがPCR法での検査で見つかっています。日本脳炎ウイルスはいないわけではありません。

R2.4.21更新

子宮頸がん(HPV)ワクチン

中学1年生から高校1年生まで
初回、1ヶ月後、6ヶ月後(サーバリックス)
初回、2ヶ月後、6ヶ月後(ガーダシル)

子宮頸がんワクチン接種後に疼痛を伴う異常行動(複合性局所疼痛症候群と呼ばれ、骨折・捻挫などの外傷をきっかけとして生じる、原因不明の慢性の疼痛症候群)が報道され、平成25年6月に厚労省は積極的勧奨はしないと曖昧な表現を使いました。原因と因果関係は不明です。海外ではこうした副反応は日本ほどの頻度では報告がありません。

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000055692_2.pdf

中止により20年後に日本のみが子宮頸がんで亡くなる女性が減少しない国になる危険もあります。危険性と効果を考慮して接種して下さい。
あくまで定期接種であり、無料で受けられます。

H28.3.25更新

麻しん単抗原、風しん単抗原

MRワクチンと同じ時期に接種できますが入手が困難な場合があります。事前に連絡をして下さい。

H28.3.25更新

みずぼうそう(水痘)

生後12ヶ月から36ヶ月に至るまでの間の児。2回接種が基本です。

標準的には1回目から6~12ヶ月の間に2回目の接種とされています。
国立感染研のデータでは1回接種から1年で20%の児が水痘に罹患したと報告しています。早期に2回目の接種を受けることが重要です。罹患する前に初回接種から3ヶ月から6ヶ月に接種を勧めています。

http://www.know-vpd.jp/vpdlist/mizubousou.htm

水痘とおたふくかぜは同時接種できます。

生後36ヶ月以後の方の接種は自費当院ではです。

2回接種法が普及してから典型的な発疹が見られる症例は減りました。当院ではVZV抗原キットも用いて診断をしています。

R2.4.21更新

ニューモバックスNP(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)

成人の重症肺炎球菌感染の予防のワクチンです。
指定された年齢のみの方が1回0.5ml筋注します。
年齢は市の広報などで確認して下さい。

2歳以上の免疫不全児には定期ではなくても接種可能です。

H28.3.25更新

任意接種

自費での接種になります。
ワクチンは義務ではありません。子どもを病気から守る手段です。その意味ではワクチンは全て任意接種です。
太田市内の児童は市が入っている保険で補償されます。

おたふくかぜ

1歳を過ぎたら接種可能です。MRワクチンと同時接種か1ヶ月空けて出来るだけ早期に接種して下さい。3~4年後に2回目の接種がお勧めです。遅くとも小学校入学前には接種して下さい。無菌性髄膜炎や片側の難聴(ほぼ不治)の危険があり是非接種して下さい。わざと罹患して免疫をつけようとの考えは危険です。

http://www.know-vpd.jp/vpdlist/otafuku.htm

定期接種ワクチンとの同時接種がお勧めです。
平成30年4月から太田市では5歳未満児は3000円の補助が開始になりました。
当院では1回6000円の自費接種ですので、5歳未満は3000円の自己負担です。

H30.4.25更新

ロタウイルスワクチン

平成23年11月21日から接種可能になりました。冬に流行する白色便を伴うロタウイルスによる嘔吐下痢症の予防をします。

令和2年4月より太田市は補助を開始しました。
接種当日に太田市に住民登録があり、次のいずれかに該当する乳児
(1)ロタリックス(2回接種ワクチン):生後6週から24週
(2)ロタテック(3回接種ワクチン):生後6週から32週
※いずれのワクチンも1回目(初回)の助成は生後14週6日までとします。
※ワクチンは2種類あり、どちらのワクチンも効果・安全性に違いはありませんが、対象者、接種回数等が異なりますので必ず同じ種類のワクチンを接種してください。

令和2年10月1日から定期接種になり無料になります。
生後2ヶ月~生後14週6日まで
内服時に吐き出した場合、再投与は行わない
接種間隔の縛りなし。翌日から他のワクチン接種可能2回接種(ロタリックス)と3回接種(ロタテック)の2種類があります。
現在当院では2回接種のロタリックスを主に使用しています。

WHOでは生後15週までに初回接種するように勧告しています。以前開発されたロタシ-ルドでは初回の開始が遅れたためか腸重積が増加してワクチン接種は中止になりました。日本人は腸重積の頻度が米国より高いので因果関係を疑われないように接種開始をできるだけ早期に接種をお勧めします。
治験段階は初回接種は12週までで行っており、当院では生後3ヶ月未満の児に初回接種を推薦します。
生ワクチンのため接種後27日間は他のワクチンは接種できません。
6ヶ月までに接種するBCGも生ワクチンのため本ワクチンを接種するためには同時接種がどうしても必要です。
2ヶ月で本ワクチンとヒブ、肺炎球菌、B型肝炎ワクチン。3ヶ月で4種混合ワクチンを加えて3~5本の同時接種となります。

3回接種のロタテックも希望があれば接種します。2~3日前に希望を伝えて予約して下さい。

R2.4.3更新

インフルエンザワクチン

接種量が変更になりました。6ヶ月以上3歳未満の児に0.25mlを1~2回接種3歳以上は1回0.5mlを1~2回接種13歳以上は0.5mlを1回接種

当院では0歳児に有効であった報告がなかったため1歳以後に接種していました。海外のワクチンのように全粒子ワクチンではなく、スプリットワクチンで、抗体を効率よく産生させるアジュバントも入っていません。現在の有効率もはっきりしません。当院では前年に罹患した児は1回接種としています。平成25年から個人輸入の注射ではなく、鼻腔に噴霧するフルミスト接種を開始しました(院長室から参照)。家族みんなが罹患しても接種した本人はほとんど発症しませんでした。ワクチンの会社が日本での認可申請を行いました。令和1年は生産量が足りず輸入されませんでした。

国産の有効なインフルエンザワクチンの開発が待たれます。

R2.4.6更新

A型肝炎ワクチン

認可された国産ワクチンです。1歳以上での接種をWHOは勧めています。2週から4週後に筋注します(2回)。1回目から24週で追加接種をします(計3回)。海外長期滞在者には必要です。特に東南アジア方面に里帰りする母に伴う児には必要です。平成28年度当院でも里帰り後のA型肝炎を経験しました。当院では化血研のエームゲンを筋注します。

海外渡航用にはA型B型肝炎ワクチンであるTwinrixがB型肝炎抗原量が多く、成人でも抗体が出来やすくお勧めです。

R2.4.6更新

破傷風

全年齢で危険がある者

H28.3.25更新

髄膜炎菌ワクチン

侵襲性髄膜炎菌感染症を予防するワクチンです。乳幼児と10代後半が好発年齢です。風邪のような症状で発症し急速に悪化します。発症後24時間以内に死亡する例があります。日本人の健康保菌者率は0.4%との報告があります。米国では80%近い接種率です。米国の学校に留学し入寮するときには必要となります。2015年7月の山口県で開かれた第23回世界スカウトジャンボリーに参加したスコットランド人とスエーデン人の少年が集団感染しました。寮のような狭い空間で感染したようです。

接種時期は11歳か12歳で2種混合の時が勧められています。

1回25,000円です。米国留学時に要求されるワクチンです。

R2.4.6更新

同時接種

ワクチンの目的は早期に十分な抗体を作り、感染や発症の防止をすることです。ヒブや肺炎球菌の髄膜炎は生後6ヶ月から1歳までが最も多いのですからその前にワクチンで抗体価を高くしておく必要があります。生後2ヶ月には肺炎球菌は鼻腔には定着していませんが、生後6ヶ月には定着が確認されます。定着した肺炎球菌の型にはワクチンを接種しても抗体価が上がりにくい事が報告されています。ヒブや肺炎球菌も2回より3回の方が効果があるとされています。早期に接種することが大事です。又、感染の機会が増大する可能性のある来院回数を出来るだけ少なくするためにも同時接種を推薦しています。

逆にバラバラ(単独)接種では接種回数×7日間か28日間の間隔が空きます。接種の順番と罹患の順番は期待と同じではありません。百日咳より先にヒブ髄膜炎に罹患するかもしれません。米国在住の日本人や日系人も同様な接種をしています。日本人が特別ではありません。

http://www.aimtoolkit.org/docs/Giving_all_doses_under_12mths.pdf

当院では生後2ヶ月でのヒブ、肺炎球菌、B型肝炎とロタウイルスに始まり、3ヶ月ではヒブ、肺炎球菌、B型肝炎、4種混合ワクチン、ロタウイルスの接種を推薦します。1歳でMRワクチンと肺炎球菌、ヒブ、水痘、おたふくかぜの同時接種も可能です。インフルエンザと日本脳炎の同時接種も行っています。

不安に思う両親もおられますので、希望があれば別々に接種もいたします。
定期接種と任意接種を同時接種して副反応が出た場合、定期接種が原因として国が補償するのが原則です。任意接種での補償よりは手厚くなっています。任意接種で太田市が入っている保険に支払いの必要がないため、市の支払いも必要ありません。補償の観点からも同時接種の方が有利です。
今回のロタウイルスワクチンを接種しようとすれば、同時接種は避けて通れません。

R2.4.21更新

不活化ポリオワクチン

平成24年9月から当院が輸入していたIMOVAXポリオと内容が全く同じものが定期接種になりました。

補償は一番手厚いものになりました。接種スケジュールは以前当ホームページで示したものとは異なります。厚労省のスケジュールでは2歳以前に接種が完了してしまいます。

アメリカでは早期に終了した場合はポリオに対する抗体が早期に低下してしまうため、4歳以後に追加接種を勧めています。フランスでは20歳までに不活化ポリオワクチンを7回接種します。4歳過ぎの追加接種が重要です。
また、今回の定期接種としての無料接種は3年間で終了してしまう恐れがあります。そのため、いくつかの方針が不活化ポリオを自主的に接種していた医療機関から提起されています。当院では大きく分けて2つの方法を勧めたいと考えています。

  1. すでに3回接種して1歳を過ぎた方は4歳の誕生日以後に1回接種。
  2. まだ1回か2回しか当院で接種していない方
    1. 定期接種で3回までは接種する。
      その場合、問診票には公費で1回目なので上段には1回目に丸をつける。
    2. 4回目は3回目から1年後に接種しておく。5回目は4歳以後に接種する。計5回。
      このスケジュ-ルはスイスの方針を踏襲しています。
    3. 4歳を過ぎたときのワクチンの在庫があるか心配でしたが、メーカーの話では一度定期接種になったワクチンを副作用などの理由無く製造、輸入を中止はしないとのことです。3回接種が終了していれば、4歳以後の5回目の追加接種は可能です。

厚労省は自治体との対話の中で両親と医師が共に納得すれば既に接種した回数を減らして接種出来るとしています。つまり、両親が公費で1回目として接種を 希望すれば、1回目の接種となります。医師や行政から接種回数の制限の強制はできないのです。海外でポリオワクチンを接種した児も同様です。ブラジルでは 5回くらい生ポリオの接種を受けている人もいて回数の制限はありません。フランスでは20歳までに不活化ポリオワクチンを7回接種します。この点は太田市 のワクチン担当者にも確認をとってあります。

残念なことに自費で不活化ポリオワクチンを接種した方にいくつかの自治体や医療機関から「自費で接種した方には接種出来ません」などの発言があったと数人の母親から電話がありました。こうした人権無視の発言には地域の保健センターなどに問い合わせて下さい。当医院からも自治体に抗議の電話したことがあります。

H25.6.20更新

日本では1961年にポリオの大流行があり、流行阻止のため弱毒化した経口ポリオワクチン(OPV)を緊急輸入し劇的な効果を上げました。その後、日本においては1981年 以来野生株ポリオの感染者はいません。しかし、世界ではインド、ナイジェリアなどでは流行が起きており、日本にウイルスが持ち込まれ、発病する危険は存在します。ポリオに感染した場合の有効な治療法はありません。ワクチンによる予防のみが対処法です。そのため世界中でポリオワクチンが接種されています。

ポリオワクチンには生きたウイルスを弱毒化した経口生ワクチン(OPV)とウイルスを化学処理して感染性や病原性をなくした不活化ワクチン(IPV)があります。

経口生ワクチンは公費で接種でき(基本的に無料です)、万が一の副作用が発生したときは国が認定すれば公的補助が受けられる場合があります。しかし、生ワクチンには接種した人がポリオを発症したり接種しなかった人も接種した人からポリオに感染し麻痺症状が出る(VAPP) 危険が存在します。平成20年3月14日当時の福田総理大臣は参議院での答弁書で予防接種健康被害認定審査会において生ポリオワクチン接種後に麻痺を発症 したと認定された事例は、平成元年度以降80件であり、また、同審査会において生ポリオワクチンを接種された者からの二次感染と認定された事例は、平成16年度以降5件であるとVAPPの発生を認めています。

http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/169/touh/t169063.htm

ワクチンを接種した人がVAPPになる確率は200万接種から486万接種に1回と言われています。ワクチンを接種しなかった人にはその1/2から1/10といわれています。このVAPPはOPVを使用しなければ予防できる麻痺です。このため、先進国では経口ポリオワクチン(OPV)から不活化ポリオワクチン(IPV)へ移行しています。米国がOPVからIPV に切り替えに際して移行期間をもうけ、IPV2回の後にOPV2回を接種としました。この移行期間中にIPVによるVAPPは1例も報告されていません。IPVよりも先にOPVを飲んだ子供がVAPPを発症しました。現在、米国ではIPVの4回接種のみです。

日本でも小児科学会はIPVが必要と認めていますが、OPV続行を認めています。

http://www.jpeds.or.jp/saisin/saisin_100823.html

最近では、平成22年には神戸市と藤沢市の2例VAPPの報道があります。このままOPVを続行しておいて良いかについては大きな疑問があり、不安を覚える保護者がおられますしかし、現在日本にはIPVは製造されていませんし、承認までにはまだ数年かかります。

そこで当院では緊急避難措置として輸入によるIPV接種を希望者に対して開始します。当院が輸入するワクチン(IPV)は世界中で数多くの実績があり、ポリオ様麻痺(VAPP)といった副作用は理論的にも起こりえず、実際にも報告はありません。

IPVは国内認可ワクチンではないためいくつかの問題があります。

国の認可がないので副反応(注射によるショックなど)に国の保証がありません。副反応で被害が起きた場合には当院では下記2つの輸入代行業者を通していますが、輸入する代行業者が各々独自の補償制度を持っています。

RHCの補償制度は以下のとおりです。

http://www.rhc-net.com/vaccine/documents/vaccine-doc01.pdf

http://www.rhc-net.com/vaccine/documents/vaccine-doc02.pdf

MONZENの補償制度は以下のとおりです。

http://www.monzen.co.jp/html/newpage.html?code=17

現行の定期接種ワクチンよりは補償額は低い事はIPV接種を希望する方は承知しておいて下さい。

当院で使用するIPVは以下の規格です。

薬剤名: IMOVAX Polio 0.5mL
製造元: Sanofi Pasteur
製造国: フランス
輸入商社: RHC http://www.rhc-net.com/、MONZEN http://www.monzen.co.jp/
出荷国: 香港(RHC)、シンガポール(MONZEN)
注射部位: 腕または太もも
方法: 皮下注射または筋肉注射

部位や接種法はCDC(米国疾病予防管理センター)の方法に準じて行います。

http://aimtoolkit.org/children/immun/Giving_all_doses_under_12_mths_011312.pdf

http://aimtoolkit.org/children/immun/Giving_all_the_doses_12_mths_011312.pdf

また、カナダではIPV単独では皮下注ですが他のワクチンとの混合したワクチンでは筋注としています。(IPVーmlで宝樹先生の情報から。277ページからのポリオの項目で281ページにあります)

http://www.phac-aspc.gc.ca/publicat/cig-gci/pdf/cig-gci-2006_e.pdf

上肢への皮下注を当院では標準にしていますが、IPV接種医療機関の中では抗体が上昇し易いとして大腿部に筋注をしているところもあります。以前に筋注で接種していられる方もおられます。そこで、希望者には大腿部に筋注します。また、ヒブや肺炎球菌ワクチンの接種時期が重なる方には大腿部に筋注します。希望があれば来院時に希望を受付で伝えて下さい。

日本ではOPVが主流のためIPVでの免疫(防御)が出来る前にOPVを接種したり、OPVを接種した児から二次感染の危険を否定できません。保育園などの集団生活に入る前、出来るだけ早期にIPV2回接種が必要と考えております。

接種スケジュールと回数ですが、いくつかの方式があります。

  1. 1回も受けていない場合はIPVのみとする方法を標準的に考えています。
    • 1回目:生後2ケ月から
    • 2回目:1回目から4から8週後
    • 3回目:2回目の6から18ヶ月後
    • 4回目:4から6歳(合計4回)
  2. スケジュールを外れた4ヶ月~6歳児(Catch up schedule)
    • 1回目:任意の時期(出来るだけ早期に)
    • 2回目:1回目から4週後
    • 3回目:2回目から4週後
    • 4回目:4歳(~6歳)

IPV接種開始以来ほとんどの方がこのⅡに当てはまります。正規のスケジュールより早期に終了して 
しまうこともあり、接種時に次回の予定を指示して予約してもらっています。

  1. 先に記した米国でのIPVへの移行期のように自費IPV2回接種後にOPV2回を公費で接種する方法もあります。広くOPVが接種されている日本ではOPV接種児からの二次感染の危険も考えられるのでいくつかの施設ではこの方式をとっています。当院では全てIPVとする方法を考えておりますが、希望があれば2回のIPV後のOPV予定でもご家族の判断ですので接種しています。
  1. すでに1回OPVワクチンを接種している場合
    • 1回目:OPV接種から2ケ月以上経過した後
    • 2回目:1回目の8週間後
    • 3回目:4から6歳

国内未承認及び海外渡航ワクチンであることと保障の問題もあり、当院ではこのワクチンは当分同時接種いたしません。接種について当日の不安がある方は必ず連絡下さい。

IPVは4歳から6歳での追加接種が必要です。また、ポリオ汚染地域に渡航する場合は追加接種が必要です。

以上を納得なされた上で希望する方のみに接種いたします。

料金は1回6,000円とします。
現在は火曜日と金曜日の午後2:30から接種しています。

このホームページやリンク先を見て納得した方は電話で予約をして下さい。電話での質問には対応できかねます。

予約の電話は当院内科休診時間帯の月、火、水、金の14:30から16:00までの時間のみです。それ以外の時間帯では対応できかねます。

予約時には住所、氏名、電話番号を職員に伝えて下さい。前もって来院された際には問診票も前もってお渡しします。

電話で予約された初診の方は10分以上早く来院し、もう一度説明書に目を通して下さい。

問診票をお持ちでない方はその場で記載して下さい。

持参するものは保険証、母子手帳や前もって記載した問診票です。

保護者が同伴して下さい。委任状のみではこのワクチンは接種いたしません。

キャンセルは出来るだけ早期に電話でお知らせ下さい。他の希望者に時間とワクチンを変更できます。

この内容は不活化ワクチンのページ(リンク参照)やIPV接種を考える医師のメーリングリスト(ipv-ml)での情報を参考にさせていただきました。

不活化ポリオの接種を開始して遠距離からの来院者が多くいらっしゃいます。車で来院する際気をつけて頂きたいことがあります。アクセスページの地図を参照して下さい。当院近くに右折禁止の信号があります。取り締まりが頻繁に行われています。
平成24年1月13日から毎週金曜日午後2時から2時30分にかけて不活化ポリオワクチンについて質疑応答の場を設けています。当院の待合室で行います。説明の後に質問を受けます。診察券は要りません。

受付で名前と連絡先を記載して下さい。

母親が電話でIPV2回接種後に市でOPV接種をしたいとの問に対し、高崎市では未承認IPV後の人にはOPVを接種しませんと対応されたのでOPVを諦め、4回のIPVにしたと当院に報告された方がいます。以前にこの欄にこの件を記載しておいたところ、3月9日に高崎市のワクチン担当者から電話があり、2月末に厚労省に問い合わせてIPV接種には行政の範囲外であり問題はないとの返答を得たそうです。以前にIPV後のOPVは接種しないと言った対応をしたとの報告は 聞いていないとのことです。現在はIPV接種後のOPV接種は可能ですが、前もって問診票にIPV接種医の署名、捺印と許可を示す○を書きいれておくか、接種会場から接種医に電話で確認が必要とのことです。高崎市の方でIPV後にOPVを希望 する方は前もって市の担当部署に電話で問い合わせた方が良いでしょう。
他の市町村の人からはそう言った情報はありません。

H24.3.11更新

日本小児科学会が再提示した異なるワクチンの接種間隔に関する改訂案

(1)乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン、乾燥弱毒生麻しんワクチン、乾燥弱毒生風しんワクチン、乾燥弱毒生水痘ワクチン、乾燥弱毒生おたふくかぜワクチン、乾燥 BCG ワクチンなど注射生ワクチンを接種した日から、
  1)次の異なる注射生ワクチン接種を行うまでの間隔は 27 日以上置くこと。
  2)次の不活化ワクチンや経口生ワクチン接種を行うまでの間隔は制限しないこと。

(2) 沈降精製百日せきジフテリア破傷風不活化ポリオ混合ワクチン、乾燥ヘモフィルスb 型ワクチン、沈降 13 価肺炎球菌結合型ワクチン、組換え沈降 B 型肝炎ワクチン、乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン、沈降ジフテリア破傷風混合トキソイド、組換え沈降ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン、インフルエンザ HA ワクチンなど不活化ワクチンを接種した日から、次のすべての種類の異なるワクチン接種を行うまでの間隔は制限しないこと。

(3)経口弱毒生ロタウイルスワクチンなど経口生ワクチンを接種した日から、次のすべ ての種類の異なるワクチン接種を行うまでの間隔は制限しないこと。

R2.4.21更新

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